築20年ではあるけれど、隙間風など吹くこともないマンションでネズミが出没
早朝4時半に旦那が「ネズミがおった!」と叫ぶものだから私は飛び起きた。
話を聞くと、飼い猫が餌皿の近くで獲物を狙っているので覗くと小さなネズミが慌てて隣の和室に逃げて行ったという。そこから大捕獲作戦開始。ごみ袋を広げた夫。そこにヤツを追い込もうと、私は和室の荷物を恐る恐るどけては「いるかっ!」「いない!」の繰り返し。30分ほど格闘したがみつからず私は出勤した。
会社から帰宅すると廊下にごきぶりホイホイのような形のネズミサイズの家が置いてある。その名もまんまねずみホイホイと書いてある。そこにネズミが入っているのを想像しただけで身震いがした。
初日は空振り。ヤツだってつかまりたくないから長期戦になるんじゃないかと思いながらも気になって仕方ない。夫は一日に何度も覗いては場所を微妙に変えている。
二日目の朝、目を覚ましてリビングに行くと旦那がTom&Jerryのトムさんのような不敵な笑顔をして「つかまったぞ!」とこちらを見た。やったじゃんと思いながらも「ヤツはどうする?」の話になった。旦那は「燃やすごみにだすしかないな。逃がすわけにはいかんし。」そりゃそうだ。逃がすわけにはいかん。第一ホイホイの粘着力では逃がそうにも逃がしてあげられない。処理は旦那に任せて仕事に行く。
仕事から帰宅すると旦那が、ひげの垂れたTomさんのように「ヤツをゴミには出せん。ごみ収集車を見とったらごみをつぶしてしまっとる。ありゃいくらなんでもかわいそうだ」という。
ヤツはベランダで生きながらえていた。ほっとする。
さてヤツをどうすればよいか。大きな問題をかかえてしまった。
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